海外エンタメジャーナル by Sam

海外エンタメジャーナル by Sam

海外ドラマが好き過ぎてエンタメ業界に入ったSamが、海ドラの感想やセレブニュースについて綴るブログです。

Netflix『デヴィッド・レターマン: 今日のゲストは大スター』一見の価値あり

デヴィッド・レターマン 今日のゲストは大スター

Photo by Netflix

Netflix初となるトークショーデヴィッド・レターマン: 今日のゲストは大スター』が配信開始となりました。(原題:My Next Guest Needs No Introduction With David Letterman)

現時点では1エピソードしか公開されていませんが、今後も見る価値のある番組だと思います。

デヴィッド・レターマンとは?

日本人には馴染みがないと思いますが、デヴィッド・レターマンは、アメリカで『レイト・ナイト・ウィズ・デヴィッド・レターマン』や『レイト・ショー・ウィズ・デヴィッド・レターマン』など自身の冠番組を33年もの間持ち続け、国民に愛された伝説の司会者です。2015年に番組を辞めて以来、2年半振りに司会者として戻ってきました。

レターマンのトークショーを楽しみに観ていた大勢のファン達は、今回の復活に大きな期待を寄せていました。

第1回目のゲストはオバマ元大統領

月1で配信されるこの番組のゲストは、レターマンが尊敬しインタビューしたい人物を選び抜いています。

記念すべき第1回目のゲストは、オバマ元大統領。

観客はゲストが誰か知らなかったので、オバマ氏が登場した途端に熱狂!

トランプ政権になって以来、オバマ氏が恋しくて仕方なかったのでしょう…。

彼の立ち居振る舞いや受け答えは、本当にスターそのもの。オバマ氏が現大統領でないことは、アメリカ国民にとって非常に残念な事実だと思います。

全米メディアの反応

先述の通り、レターマンは国民的人気を誇る司会者でした。ゆえに、Netflixで彼のトークショーが始まることはアメリカ人にとって大ニュースで、この新番組に期待が集まっていました。

第1回目のインタビューについて、全米メディアの反応は賛否両論でした。レターマンは、オバマ氏が95年に出版した本、ハワイでの生い立ち、誰もが知っている歴史などに触れて、トランプ大統領について核心をつきませんでした。そこに切り込んでほしかった視聴者達は、非常にがっかりした模様。

否定的な意見がありつつも、全体的には「特別面白いというわけではないが、見るべき番組」といった感想が多かったです。

個人的な感想

今回Netflixで番組を持つということは、ターゲットにデジタルネイティブが含まれるということ。つまり、コードカットが進むアメリカで、テレビを見なくなった若者達に見てもらえる可能性がぐんと上がるのです。

レターマンに馴染みがない視聴者には彼のトークが新鮮で、新たな発見があるかもしれません。そして、レターマンがこの先のゲスト達(俳優のジョージ・クルーニー、人権運動家のマララ・ユスフザイ、俳優/プロデューサーのティナ・フェイ、ラッパーのジェイ・Z)から引き出す話が、彼らに良い影響を与えるかもしれません。

実際に、私のような勉強不足な人間にとっては新鮮で、見る価値のある番組でした。改めてオバマ氏のスター性に魅せられ、もっと政治に興味を持つべきだと思いましたし、歴史を知っておくことや知的なユーモアを持つことの重要性を痛感しました。

また、オバマ氏は自身の選挙運動中にSNSを取り入れ成功したものの、ネット上でパーソナライズされたニュースはプロパガンダになりかねないと、ソーシャルメディアが持つ恐ろしい側面に言及しました。これは、まさにデジタルネイティブが認識すべき重要な問題だと思います。

そして、やはりオバマ氏のような偉人はサラッと名言を口にして、私のような一般人の心を掴むんですよね〜。

番組の最後、レターマンはオバマ氏にこう言いました。「あなたは歴代の中で私が最も尊敬する大統領だ。」

オバマ氏は次のように答えました。「自分はラッキーだった。」

多少の才能はあるかもしれないし、努力もしてきたけど、そんな人はたくさんいる。自分はラッキーだったのだ、と。

歴代最も人気を得た大統領でありながら、謙虚さを持ち続ける姿勢に心を打たれました。驕り高ぶることなく、今ある全てに感謝しながら生きていくことで、彼のような素晴らしい人間性が作り出されるのだと思います。

満点の返しをしたオバマ氏の話ばかりになりましたが、この発言を引き出したレターマンの司会ぶりもお見事。インタビューはこのようにcleverなやり取りの連続でした。

本作について様々な意見があると思いますが、私は世代を問わず是非オススメしたいです。